スプルースの頂点に2羽(クリックで拡大)
2月、ハクトウワシの撮影に出かけた。
撮影しながら観察しているとハクトウワシの木のとまり方に特徴が見えた。彼らはスプルースの木が大好きでその木のできるだけ高いところで羽を休める。もしかするとこの木が三角形で高いところだと眺めがよく、気持ちがいいのかもしれない。
一本では支えられないと判断して、2本の枝を片足一本づつつかむ。
そのまま1本の枝を他方へたぐり寄せて束ね、安定を得る。
こちらの個体も(少しわかりづらいが)同じように2本の枝を右足で掴む。
ある程度太くしっかりした枝には落ち着いて留まることができる。
枝が斜めでも、太ければ留まれる。ちょっときつそう。
3年目から大人の羽が生え始める2歳くらいの若鶏。彼ら幼鳥はスプルース(エゾマツ)の先に留まるのを見たことがない。どちらかと言うと上の写真のようなカモフラージュとなる木にいるのを目にする。
いづれにしても、どの個体も留まる木自体は選んでいるようだ。基本的に木がピンとしたものには留まるが曲がりくねった不安定な方へは留まらない。ちゃんと見分けているのだろう。留まる木の下には彼らの糞が溜まり、その木の栄養分となる。木はより多くの鳥に留まってもらうよう、何か工夫しているのかもしれない。
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