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2014年7月11日金曜日

カヤックでの撮影行


この夏は、はじめてカヤックで撮影行をする。

これは、いずれ必ず使う技術として、いい訓練にもなるだろう。


難関は、オリバーという名の入江から、シーモア水路へ出て行くとき。


干潮表をよくみて、満ち潮で5メートル以上のときにしか、その水路へ出て行くことができない。

一度逃せば、そこで半日か、夜になれば次の日まで待たなければならない。

こういうところこそ、冒険心が駆り立てられる。

撮影とは違う楽しみ。




今回はタイトなスケジュールを組んだため、▲のトラムウェイで、野営はできない。

慎重に漕ぎ、時間通り目的地にたどり着く必要がある。

本来このような、撮影地までの移動は、手段にすぎないが、今回の旅ではこのことが少しだけ目的となりそうだ。

2013年11月4日月曜日

中間リング テスト撮影


ニコンのレンズ80ー400mmに、ケンコーのエクステンションチューブ36mmを装着してテストした。(エクステンションチューブは、日本ではたいてい中間リングといっていることが多いかもしれない。以下、中間リングとして記述。)

ちなみに中間リングの一般的な使用目的は、最短撮影距離を縮めることでクローズアップ写真を撮るというもの。 


このテストの目的は、望遠レンズに中間リングをつけることにより、今までと異なる写真表現ができるかどうかを模索すること。 できあがりの写真が、中間リングのありとなしで違うことは明らかだが、その表現をつかって、果たして自分の求めるイメージに近づけることができるか。



秋のオークの木がちょうど紅葉していて、ひとときの美しさがあったので、これを対象としてテストしてみた。




今回の対象は植物だが、全体のテーマである生命の循環や成長の力強さのような、言葉では表現できないことについて、 中間リングは、ちいさものに対して、画面いっぱいに写し込めるため、そのちいさな対象を主人公としたストーリーを作ってくことができそうだ。被写界深度がきわめて浅く、ぼけが強調されるため、「やさしい」「やわらかい」「あわい」イメージができやすいかと思うが、動物の子供や、ちいさな生命には使っていけそうである。



念のため、以下に画像クオリティチェック。



左上から、f5.6、右上がf8.0、左下 f11 右下 f16

以前何も付けずに、レンズだけで撮影テストをしたときは、f5.6で全く問題ないと感じたが、中間リングを付けた場合だと、f5.6よりもf8.0のほうが描写力がある。 
ピント幅をはっきり自分の中で把握しきれていないので、もう少し厳密にやる場合には、被写界深度計算を取り入れてくべきだろう。


2013年7月18日木曜日

撮影プロジェクト 第一回終了

主要な町、クレイグの港

昨日、一ヶ月間の撮影行を終了し、アンカレッジに戻った。
今回の撮影は、アラスカ州のウェールズ島という島の、自然を主体とした撮影に加え、人の営みにも注目した撮影を続けていた。

以前(2013年3月5日)の投稿に構想を記したように、今回のプロジェクトのいちばんの目的は、この島のオオカミの謎にせまることにあった。島での滞在は20日間。おそらく、ある程度予想していたとおり、5、6年は少なくともかかるプロジェクトになりそうだ。第一年目としては、オオカミの撮影には失敗したものの、かなりの情報と次回のための土台が固まった。

次からの投稿では、僕が過ごしたこの島で、毎日書いていた日記を取りあげていく。

2013年3月5日火曜日

夏の計画について - Chase the woleves Part 8 -


久しぶりの投稿になる。
先月は、ブログの記事を書く暇もないほど忙しく動き回っていた。
冬のオーロラツアーシーズンを早い段階で切り上げ、今月から夏の準備に取りかかる。

今季は、前年度からお金を貯めて計画を少しずつ進めていた、ウェールズ島での撮影へ入る。おそらく、僕の見たい生態のシーンを写真で収めるには、3週間は必要になるだろう。

この広大な雨林帯の島は、カナダの東海岸沿いにある南東アラスカといわれる地域にある。瀬戸内海を思わせるインサイドバッセージ(内海の通路)にあり、穏やかな海流がとおる島内は、とてもシンプルな生態で成り立っている。

まず、植物はアラスカ檜がほとんどを占め、古い森には栂(ツガ)の木がまばらに生える。地面はコケに覆われた、太古の時代を思わせる風景だ。数本の川には毎年サケが遡上してくるところがあり、上流の湖に近いところでは、ビーバーが棲息する。夏の間、この島の内陸に行けば、低地を嫌うようにしてシトカオグロジカが丘の上で草を食む。天敵からすぐに逃げられるため、見通しのきく高台が生活の拠点となるのだ。そしてこの天敵というのが、今回の撮影行で必ず見たいアレキサンダー諸島のオオカミである。この比較的小柄なオオカミが、オグロジカに支えられて250頭ほど、この四国の半分くらいの島に生息しているのである。この個体群はタイリクオオカミから分岐した亜種のオオカミ(Canis lupus ligoni)である。

2013年1月10日木曜日

シャープネスについて


シャープネスとは、画像の輪郭の鋭さのことで、撮影プロセスで必ず意識する必要がある。画像あるいは作品のシャープネスを見て、画像の質を判断することにもなるので、とても重要な要素だ。

シャープネス検証のためのサンプル写真
対象のシカにピントを合わせ、アンシャープマスクをかけた画像


2012年10月28日日曜日

Single photography with a theme

Ephemeral autumn wind

写真は、「短い秋を通り過ぎて、長い冬へ向かう季節の移ろい」を一枚の写真で表現できないだろうかと考えて撮影したもの。

2012年6月13日水曜日

異なる対象の撮影



友人の結婚式で、カメラマンとして参列した。
二人のために写真を残せることへのよろこびと同時に、冬から春にかけてトレーニングをしていた撮影技術を、このときに試せる機会でもあり、緊張した。

何をするにも、あるていど時間をかけて努力したことが、正しかったのかそうではなかったのかを試す、試合は、緊張してしまうものだ。



イリノイで進めていた技術トレーニングは、

利き腕よりも弱い左腕の筋肉トレーニング、

カメラを構えて撮影するまでの時間の短縮、

構図もテーマもシンプルな写真づくり

が、おもな練習だった。

筋トレは、カメラを支えて、1時間しないうちに腕に疲れがきていたために、これが長ダマを抱えたとき、ブレにつながっていたと自分なりに分析した。それを克服すること。

撮影までの時間短縮は、動物の動きに対応し、瞬時に適正露出を得ることを、より確実に、すばやくするため。これには、最適な露出を瞬時に選び出す緊張感も伴うため、カメラボディの各ダイヤル操作、光の読みなど、総合的に効果があると考えられた。

シンプルな写真づくりは、自分の中でテーマを持ち、各写真はそのテーマに沿う、あるいはテーマを強調させる、シンプルなサブテーマで撮っていく。




人を撮影することは、多くの意味で動物とは違う。ということを再認識しておく必要があった。

まず、基本的に式の撮影では、顔の表情が写真のほとんどを決めるということ。
これは動物撮影では、ポートレートを撮る以外に、そこまで意識する必要のないことだ。ここが一点。



物撮りも、忙しい式の中、極力その対象をきれいに、正確に撮ることに集中した。


人は動物よりも、カメラを意識するため、それを避けるように撮るということが、もう一点。
友人ということもあって、この点はだいぶ楽にできたと思う。おそらく参加者のなかで自分が一番緊張していたかもしれない。いい意味で。

他にも、当たり前だが、写真を見る人が人間ということもあり、写真の中の人の挙動が、より細かい次元で認識される。そのため、少しバランスの悪い手足の位置で写し止めた場合に、明らかな違和感として表出するということ。これは、今回撮影していて気付いた。


結果としては、自分の中で80点は越えた。

大きな収穫は、いままでの、撮影枚数に対する技術的な失敗の割合が、かなり減ったということ。
それから一枚の写真にひとつのテーマという、シンプルさの表現にも、考えていたよりも近づいた。これには、対象にあまりにも簡単に近づくことができるために、構図をシンプルにすることが簡単だったということを、忘れない方がいい。



2012年2月17日金曜日

Velbon リモートシャッター


リモートシャッターを購入した。セキュライン社製のツインワンR3という製品。これは今あるリモコンシャッター製品の中で、おそらくいちばん作動距離が長い。Nikonのボディで100メートル離れたところからでもシャッターが切れる。


これを何に使うかと言うと、遠距離の動物を撮影するために使う。近づくことの難しい撮影対象に対して、離れたところからシャッターが切れるので、より撮影の可能性が高まる。600ミリの望遠で100メートル離れ、このリモートで100メートル離れるので200メートル離れることができる。現段階の構想では、自分は200メートル離れた位置で、ブラインドという小さな撮影用テントに入り、動物が来るのを待つ。いままで真剣に取り組んだことのない、動物写真のひとつの王道的な撮影方法。海外の写真家では、ヴァンサン・ムニエや、マイケルニックニコルズが得意としている撮影方法。
もちろん固定カメラだけでは頼りないので、もう一台のカメラをもってブラインドの中で待機する。

難点は、一度セットすると、自分はカメラから100メートル離れることになるので、構図の変更ができない。つまり、レンズの向いている、決められたポイントに動物をおびき寄せる必要があるということ。じつはこれをまずできるようにならなければ、このリモコンを買った意味はないのだが、おびき寄せる練習段階で使っていく必要があった。

テクニックは練習して体得する必要がある。何度もつかって新しいシャッターチャンスをつくりだせれば、写真の幅が広がる。またひとつ撮影の面白みが増えた。

2011年10月25日火曜日

レンズレンタル


いままでレンズをレンタルして撮影行へ出かけるという考えが頭になかった。対象の動物が捕れるか撮れないかがわからない場合は、まず現場に下見をしにいき、撮影できることが確実になって来たら、レンズをレンタルして出かける、という考えが浮かんだ。
現在僕の持っている望遠はNikonの80−400mmで、ボディの画像素子がAPS-Cなので最長600mmで撮影を続けて来たことになる。しかし、この望遠レンズはインナーフォーカスではなく、開放もF5.6と暗い。

日本にもたくさんのレンタルショップがあり、相場は米国と同じくらい。
レンタルを考えたときにたとえば70ー200mm(F2.8)であれば1泊2日で5200円
実際の値段が18万円くらいするので4、5回のレンタルは十分価値があると思う。

現在考えているのは実売価格50万円くらいする単焦点の300mm(AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II米国の有名なサイト(下図)で見積もると、実使用日数4日で送料込み2万円くらい。どうしてもこのレンズでなければだめな対象がある。これを4、5回の撮影で試してみたい。



2011年10月14日金曜日

アイルロイヤル島へのアプローチ(メモ)

島に棲むオオカミということで特異的な個体群が、米国ミシガン州の五大湖に浮かぶ島、アイルロイヤル島というところに生息している。島の大きさは佐渡島より少し小さい程度。島嶼地域は環境資源が限られており、大陸に比べて脆弱な生態系をもっている。ここの生態は日本では話題にならないためあまり知られていないが、18種の哺乳類が棲んでいるとされているもののクマのいない島で、オオカミとムースが食う食われるの関係にあるとてもシンプルな生態系で有名である。

(アイルロイヤル島について 日本語ページ)

アイルロイヤル島の位置


アイルロイヤル島国立公園


国立公園は4月16日から11月1日まで開いており、冬はオオカミをメインとして動植物を保護する理由と、この島の気候の厳しさのため閉鎖される。ビジターセンターは島の西側のウィンディゴセンターとロックハーバーセンターがある。他に、島に入る前のミシガン側本土にホートンビジターセンターもある。それぞれ時期によって営業時間が異なるので注意が必要。9月半ばにはほとんどが閉鎖。冬の間は管理オフィスがホートンで開いており、訪れることができる。
(ビジターセンター詳細ページ)

入園料:
アイルロイヤル島国立公園へ入園する場合、入園料として一日$4を支払う必要がある。
(入園料について)

島への入り方:
まずは主要な港までは車かバスを使ってたどり着く必要がある。ミシガン側であれば、ホートンという港町。ミネソタ側であればグランドポーテージ。港からはそれぞれ船や飛行機がでているが、スケジュール的に複雑なので、島へ上陸する場合は緻密に計画を立てる必要がありそうでだ。

ミネソタ側からのアプローチ

ボヤージャーⅡ(ボート)
この船はミネソタのグランドポーテージという岬から出ている。
5月7日から10月2日まで金曜日以外運行している。シーズン中でも時期によって時間と寄港する場所が違うので注意。

ミシガン側からのアプローチ

レンジャーⅢ(ボート)
この船は国立公園局が運営する。ミシガンのホートンという川辺から運行している。
5月31日から10月11日までで3〜4日に一便がシーズン中運航している。岬からロイヤル島までは5時間。

アイルロイヤルライン(ボート)
この船はカッパーミシガンという岬から定期便が運行している。込み具合により運行する曜日が異なるので注意が必要。シカゴから車で8時間強。岬からロイヤル島までは2時間。
ピークシーズンである7月15日から8月15日までは大人往復$130
以降9月30日までは$114
車で行く場合、岬に一日$5で駐車しておくことができる。
(2011年現在)

ロイヤルエアー(フライト)
飛行機もシーズン中は利用可能。この航空会社はミシガンのホートンにあり、毎年5月中旬〜9月中旬まで運行している。
予約が必須。ロイヤル島までは往復一人$290

2011年8月17日水曜日

Chase the wolves -part 7-

去年よりまた少し近づいた。今年はもう少しいけそうな気がする。

デナリ国立公園で撮影できたオオカミとしては、いちばん近い。

しかし、ただ近くで撮影できても仕方ないばかりか、「偶然に撮れた」というのではなかなか撮りたいものは撮れないというのが現実だ・・・。

Grey wolf

2011年7月25日月曜日

Kenai Fjord Tour

一昨年の6月にタダでいったツアーに、また参加できた。今回はガイドの仕事のエディケーションということで乗り合わせた。前回見ることができなかったシーンに焦点を合わせ、撮影に集中。

Horned puffin
キーナイフィヨルド国立公園には2種類のパフィン(ツノメドリ)がいてそのうちの一種。どの鳥もこの時期はアラスカを繁殖地として渡ってくる。写真は夫婦?だといいけど、実際のところ雌雄の判別は難しい。。。というより自分の目では正直判別は不可能。

Sea otter
おなじみのラッコ。アラスカの海洋ほ乳類のなかでは一番小さくて、リスの仲間であるげっ歯目のなかでは一番大きい。写真は、何を食べてるかわからないけど、2匹とも目をとじながら何かを一生懸命かじっている。彼らは寝るとき昆布にからまって寝るというかわいらしい特徴がある。もちろんこれは寝ている間に潮に流されてどっかに行ってしまわないため。

Sea lion
これは一昨年も撮影したトド。今回の方が近いところでケンカのシーンを見ることができた。ケンカと言っても雄の縄張りの確認をし合っている程度。

Humpback whale
ジュノーでの撮影以来の座頭鯨(ザトウクジラ)。ちょうどランチタイムにお目にかかり、採餌行動を見ることができた。今回のアナウンスガイドで学んだのは、クジラが魚を追いかけて水面まで追いつめたとき、カモメが一目散に集まるので、彼らの動きに注目しておく方が、この採餌行動を写真に収められる可能性は高いということ。といっても一瞬の出来事なので難しいに越したことはなかった・・・。

2011年7月6日水曜日

Midnight sun

1:30 am
北極圏ミッドナイトサン。
木が生えることができないこの地域はそれでもいっときの夏の光を休むことなく吸収する。


今回の北極圏への旅はガルブレイス湖まで。初日はアンカレッジから車でフェアバンクスまで7時間。
2日目にフェアバンクスからダルトンハイウェイに入り、14時間。蚊の天国、ガルブレイス湖に到着。

距離で言うと片道1100kmくらい。


ぽんこつのシェビー1996も15万マイルを超え、いつエンジンがストップしてもおかしくないような状態。本来スペアタイアとパンク修理の道具を持参するべき旅なのだが・・・。


写真左をハイウェイと並走しているのがトランスアラスカ・パイプライン。元々この道はこのパイプライン建設のために作られ、現在はパイプのメンテナンスや北極海油田のプルドーベイまで物資を運ぶために使われている。一般車も最近は多く入るようになったようだが、他の高速道路に比べて交通量はきわめて少ない。



この北極圏への旅をしていて、歩いていても誰とも会わない。ほんとうのリモートエリア(遠隔地)。



2011年6月16日木曜日

アラスカの動物の適正露出

撮影するにあたり撮影対象の適正露出(proper exposure)をあらかじめ考えておくことは事前準備のうちに入る。

適正露出とは撮影対象が写真になったときに、見た目に近い、明るすぎず暗すぎない、あるいは白すぎず黒すぎないように、自分でカメラをコントロールして撮ること。あくまでも正解はなく、自分の考える最適な明るさや色を出せる値が、適正露出の値になる。

カメラのメーターが算出する値から、自分の予測する値に調整すること、これを露出補正(exposure compensation)と言う。特にアラスカの動物では慎重に補正する量を考えなければならない。基本的にドールシープやシロイワヤギでは対象が真っ白なので露出は少し+側に補正し、黒めの体をしているグリズリーやクロクマでは、逆にマイナス側に補正する。動物への光のあたり具合によっても変る。また、動物がファインダー内を占める割合によっても値が変るので注意していなければならない。(測光方式についての説明は省略)

以上のような動物種では急な動きをすることがほとんどないので、露出の補正ダイヤルをまわす調節だけでほとんど済ますことができる。

しかし、対象が黒と白の個体、ハクトウワシやシャチ、氷塊の上にいるアザラシなどはこの適正露出を得るのが難しい。
具体的な例でハクトウワシを挙げると、

まず、飛んでいるハクトウワシがぶれないようにシャッター速度を優先して考える。このときは1/500くらいと予想する。カメラをマニュアル露出モードにして、シャッター速度を固定(1/500)、近くにある灰色の岩にカメラを向け、スポット測光で露出を得る。このときはf/6.3。


※これはカメラのレンズによってもフィルム感度(ISO)によっても大きく変わる。


こうして露出がf/6.3の1/500、ISO800で決まり、あとは焦点を対象に合わせて撮影していく。

これはハクトウワシの頭の白い部分と体の黒い部分の中間の値なので、これをしておくことの利点は背景が海や森や空に変ろうとも対象は同じ露出で撮れるということ。要するに、ワシへあたる光が変らない限り、ハクトウワシがどこへ飛んでいってもそのまま撮っていればいい。この設定をしておかないでただカメラまかせにしておくと、ハクトウワシが森の前を飛んだときは急に画像は白く霧がかったようになり、ハクトウワシがぶれて白い頭は真っ白になる。明るい雪景色が背景になった場合は、逆にハクトウワシは真っ黒になり、ワシのシルエットだけが画像として残る。

以上が、被写体を中心に撮影するときのカメラ設定の方法。これは背景を入れた一枚絵を考えるときは別の設定方法になる。

2011年6月10日金曜日

ワシの巣観察

アンカレッジから車で1.5時間のウッティアの町。
6月はハクトウワシが子育てに大忙しの季節になる。この鳥の大きな特徴は一度つがいを作ると死ぬまで離れることはなく、2羽で子育てをする点にある。
アメリカ本土のほうのものと比べてアラスカのハクトウワシは卵を産む時期が遅い。もちろんアラスカは気温が低いために子どもにとって厳しいというのが自然な理由だが、ほかにも、鮭をはじめ河口に多くの魚が集まる6月ということもハクトウワシが子育てを6月に合わせる理由もあるようだ。



この港町に入ってすぐの木の上につがいが2羽の子どもを育てていた。写真は左が母親、右が父親。

観察の方法は午前11時から午後5時までの6時間、どのような行動をするのか双眼鏡をつかって観察し、記録をした。巣にいる両親(雌雄)の行動に注目し、子どもの保護と給餌に特に焦点を当てた。

 
11:00 巣内には母親のみ。



11:50 母親は巣内に貯蓄?してある餌を子に与える。父親は餌の調達。



12:00 父親が巣の上の木に戻る。母親は巣から離れる。



12:05 父親が巣に戻り、給餌。



12:15 父親は巣の修復。



13:00 父親が巣から離れる。巣内には子ども2羽のみ。


13:50 母親が戻る。



14:15 母親が巣から離れる。巣内には子ども2羽のみ。
14:55 父親が戻る。



15:05 父親が巣から離れ、母親が同時に巣に戻る。巣の修復材料を持ち帰る。



15:20 母親が巣から離れる。巣内には子ども2羽のみ。



15:30 母親が巣に戻る。



16:15 父親が巣に戻り、餌を持ち帰る。両親とも巣内に。



16:20 父親が巣から離れる。

2011年1月30日日曜日

オプショナルツアー

写真家柳木氏の写真撮影のツアーに同行。
場所はアラスカ州フェアバンクスの町の中の自然。
僕は仕事での参加だったのだが、柳木氏は僕が写真をしているのを知っていたので、今回は生徒として参加させてもらった。

ツアー当日はあいにくの悪天候だったが、プロとなると悪天候とは認識しない。そのなかで見つけられる対象を探していく。

柳木氏の勧める撮影箇所で、みな自分の構図を見つけて撮影し、見てもらう。

フェアバンクスの町の中の雪景色を撮影するツアー。身近なところにも撮影対象はあるということを考えさせられた。

 途中記念撮影も。

オーバーキャストのおかげでコントラストが落ち、ZEN感覚の写真になる。こちらは柳木氏の決めた構図。

チェナ川沿いを歩きながらいいスポットをみつけ、構図を決めた後、細かなカメラの調節をしながら数枚撮影する。


柳木氏は現在、自身の写真撮影活動はあまりしていないそうだが、なにかもう一度ビッグプロジェクトを計画していると言う。

2月にまた会う予定なの一度飲みながらその話を聞いてみようと思う。

2010年9月17日金曜日

Glacier

一日数センチ、氷河によっては一日数ミリで流れる、時のスケールが大きく異なる川。

氷河の源流

降り積もった雪が圧縮されて固まり、氷の川になる。

氷河の合流地点
アクアブルーの箇所は氷河の上にできた池

カーブするところでは無数のクレバスができている。

カーブで生じる圧力の違いから、一度固まった氷塊が細かく砕けまた流れ始める。