ニコンのレンズ80ー400mmに、ケンコーのエクステンションチューブ36mmを装着してテストした。(エクステンションチューブは、日本ではたいてい中間リングといっていることが多いかもしれない。以下、中間リングとして記述。)
ちなみに中間リングの一般的な使用目的は、最短撮影距離を縮めることでクローズアップ写真を撮るというもの。
このテストの目的は、望遠レンズに中間リングをつけることにより、今までと異なる写真表現ができるかどうかを模索すること。 できあがりの写真が、中間リングのありとなしで違うことは明らかだが、その表現をつかって、果たして自分の求めるイメージに近づけることができるか。
秋のオークの木がちょうど紅葉していて、ひとときの美しさがあったので、これを対象としてテストしてみた。
今回の対象は植物だが、全体のテーマである生命の循環や成長の力強さのような、言葉では表現できないことについて、 中間リングは、ちいさものに対して、画面いっぱいに写し込めるため、そのちいさな対象を主人公としたストーリーを作ってくことができそうだ。被写界深度がきわめて浅く、ぼけが強調されるため、「やさしい」「やわらかい」「あわい」イメージができやすいかと思うが、動物の子供や、ちいさな生命には使っていけそうである。
念のため、以下に画像クオリティチェック。
左上から、f5.6、右上がf8.0、左下 f11 右下 f16
以前何も付けずに、レンズだけで撮影テストをしたときは、f5.6で全く問題ないと感じたが、中間リングを付けた場合だと、f5.6よりもf8.0のほうが描写力がある。
ピント幅をはっきり自分の中で把握しきれていないので、もう少し厳密にやる場合には、被写界深度計算を取り入れてくべきだろう。
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