あるウェブサイトの記事を読んでいて考えさせられた。この先、撮影を一生続けていくことに間違いはないだろうけれど、より制限が課せられてくるのも間違いなさそうだ。これまでに、似たような局面にあたることはあったが、もうすこし大局で見て事前にこれに対して準備しておく必要がありそうだ。
以下、ある写真家が書いた、作家として活動を続けていく次世代にむけられた記事。
■これまでフォトグラファーとして何か苦しい事はありましたか?
「話はずれるのかもしれませんが、写真学校の講師として安定した収入があった事は、作家活動をする上でプラスになりました。作品を創作するうえで必 要最低限の条件は、続けるという事です。30代で伊奈信男賞を受賞しましたが、多くの場合その後が続かないという話をよく聞きます。最初はエネルギーがあ り、勢いで達成できてしまうからです。しかし、現在の写真業界は、賞を取ったからといって何かまわりの環境が変わるという事は殆どありません。それが、初 めて賞を受賞したフォトグラファーの落胆も誘います。また、最初の創作のために資金を使い果たすという事も、創作の活動が続かない要因だと思います。その 部分で安定した収入ができた事はフォトグラファーとして活動していく上で、大きな要素です。苦しい事はありましたが、他のフォトグラファーがいちばん苦し む部分をうまく対応できたのではないかと思います。 最初は写真の仕事が「3」、その他の仕事(バイトなど)が「7」という状況でした。フリーになり3年目位から、徐々に写真の仕事が増え、「森の人 PIGMY」やメキシコのゲリラ、サパティスタを撮影していた頃は、写真学校の講師の収入とメディアの仕事で収入の半分ずつといった感じになりました。」
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