2011年7月25日月曜日

Kenai Fjord Tour

一昨年の6月にタダでいったツアーに、また参加できた。今回はガイドの仕事のエディケーションということで乗り合わせた。前回見ることができなかったシーンに焦点を合わせ、撮影に集中。

Horned puffin
キーナイフィヨルド国立公園には2種類のパフィン(ツノメドリ)がいてそのうちの一種。どの鳥もこの時期はアラスカを繁殖地として渡ってくる。写真は夫婦?だといいけど、実際のところ雌雄の判別は難しい。。。というより自分の目では正直判別は不可能。

Sea otter
おなじみのラッコ。アラスカの海洋ほ乳類のなかでは一番小さくて、リスの仲間であるげっ歯目のなかでは一番大きい。写真は、何を食べてるかわからないけど、2匹とも目をとじながら何かを一生懸命かじっている。彼らは寝るとき昆布にからまって寝るというかわいらしい特徴がある。もちろんこれは寝ている間に潮に流されてどっかに行ってしまわないため。

Sea lion
これは一昨年も撮影したトド。今回の方が近いところでケンカのシーンを見ることができた。ケンカと言っても雄の縄張りの確認をし合っている程度。

Humpback whale
ジュノーでの撮影以来の座頭鯨(ザトウクジラ)。ちょうどランチタイムにお目にかかり、採餌行動を見ることができた。今回のアナウンスガイドで学んだのは、クジラが魚を追いかけて水面まで追いつめたとき、カモメが一目散に集まるので、彼らの動きに注目しておく方が、この採餌行動を写真に収められる可能性は高いということ。といっても一瞬の出来事なので難しいに越したことはなかった・・・。

2011年7月21日木曜日

Test drive のお知らせ

ホームページのストックフォトのページのみ、試運転をスタート。
写真はまだ40枚ほどしかアップしていませんが、少しずつアップしていきます 。



このページはもうじき出来上がる自分のホームページの『ストック』のパートを担うことになります。特徴としては、写真の購入ができるほか、ソーシャルネットワークで写真をシェアしたり、ページ内で自分のアカウントを持つことができ、購入記録や、気に入った写真をライトボックス(フォルダと同じ)に収めておくことができます。
こちらからページへジャンプします。

ご覧になった方でなにか気づいたことがあればコメントください!

2011年7月6日水曜日

Midnight sun

1:30 am
北極圏ミッドナイトサン。
木が生えることができないこの地域はそれでもいっときの夏の光を休むことなく吸収する。


今回の北極圏への旅はガルブレイス湖まで。初日はアンカレッジから車でフェアバンクスまで7時間。
2日目にフェアバンクスからダルトンハイウェイに入り、14時間。蚊の天国、ガルブレイス湖に到着。

距離で言うと片道1100kmくらい。


ぽんこつのシェビー1996も15万マイルを超え、いつエンジンがストップしてもおかしくないような状態。本来スペアタイアとパンク修理の道具を持参するべき旅なのだが・・・。


写真左をハイウェイと並走しているのがトランスアラスカ・パイプライン。元々この道はこのパイプライン建設のために作られ、現在はパイプのメンテナンスや北極海油田のプルドーベイまで物資を運ぶために使われている。一般車も最近は多く入るようになったようだが、他の高速道路に比べて交通量はきわめて少ない。



この北極圏への旅をしていて、歩いていても誰とも会わない。ほんとうのリモートエリア(遠隔地)。



2011年7月2日土曜日

ポストプロダクション(Post-production)

写真を撮り終えた後、その写真を仕上げる作業、これが post-production 翻訳すれば、商品にする前段階の編集という意味。ハイエンドのカメラでは最高画質を得るために、センサーがとらえたままの画像を保存できる。撮り終えると、カメラに納まっているデータは RAW data すなわち、生のデータなので、デジタル現像する必要がある。これはウェブにアップする場合でも、紙媒体にプリントする場合でも必要になる作業。

この作業に規制をかけなければデジタル処理の場合、なんでも写真に処理を施していいということになりかねない。自分の中では、生データから現像のあと、シャープネスをかけるにとどめるようにしている。

これが生のデータ。仕上がりよりも霞がかかったような画像。このデータは自分の目で見た映像ではなく、カメラが見たままをとらえて記録されたもの。これを自分がその場で感じた絵に近づけていく必要がある。


ここがデジタル現像の過程。フィルムを薬品に浸すときの調整よりも数段細かい調整が簡単にできるのは事実。


現像したあとはそのままフォトショップでファイルを開くことになる。ここではシャープネス(unsharp mask)のみかける。
ネイチャーフォトのジャンルでは特に、広告写真と違ってここでの編集はさける必要がある。