今年の冬のひとつの試みに、自分の写真がどれだけ売れるかということがあった。
以前にも記述したが、「売る」ということに関して固執はしたくない。あくまでもいいと思う写真を別の形で商品にして、みんなにアラスカを知ってもらうことと、自分の活動を知ってもらうということに焦点を当てたい。
しかし、写真家としてやる場合、いつまでたってもなんらかのアルバイトと並行して活動するのでは、自分のテーマがクリアに見えて来ない。
そんなことも考えていて、今回はフェアバンクス博物館で売られている写真とは別に、自分の写真で、利益を出してみようと試みた。
商品は、アラスカの特注切手、ポストカードセット、フォトカードの3種類。販売先を日本人観光客の訪れるお土産屋さんに絞った。
切手もアメリカから日本へ、旅の途中に送れる料金、$1.05に設定して作成した。また、冬のアラスカということもあって、オーロラの写真を使ったものをより多く作った。
結果として、ポストカード120枚、切手45枚、フォトカード21枚が売れた。
1ヶ月間の販売で、ひと月の食費分くらいの利益は出た。出だしとしては次につながるいいデータが出た。冬は、オーロラだけでいってもいいくらいだというのが感想だ。ただし、オーロラは自分が全面的に出していきたい写真とは大きく異なる、ということがひとつの問題となる。つぎはオーロラについては名無しで出そうかとも考えている。
今回は少数での発注だったため、商品ひとつあたりの原価は少し高くついたが、これをベースに夏期の見込みを作ってふたたびチャレンジする予定。
それにしても、またここで、売れる写真と自分が表に出していきたい写真の大きなギャップを感じたことも事実だった。
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