2010年7月21日水曜日

Authentic Inhabitant nature created







冬の間は最もオオカミを警戒しなければならなく、夏はジリスにその役を任せて。
東からのそよ風にふかれながらくつろぎのときを過ごす。

いつもかれらは非常に落ち着いた表情でこちらを見てくる。デナリの動物の中でもっとも堂々とそこを自分の住処としているのは彼らのように感じる。



2010年7月19日月曜日

like a question without an answer


デナリ国立公園から帰ってきて考えていたことだけれど、いまだに答えが出ない。

 大昔、まだ動物がいなかった植物のみの時代、有機物はすべて同じ方向の流れだった。
しかしあるときから全く逆の流れが現れて、その個体の尽きたとき地に帰るような仕組みができた。

植物は時間の流れに従って還元していくながれ。逆に動物は酸化していく流れ。どこからこの酸化していく流れが生まれたのか。それにもまして、なぜ自然は逆の流れを必要としたのか。
自然は無駄なことをしない。
これもひとつのある一定量を超えると質が変わるという自然の理のひとつなのだろうか。

 こんなことに答えなどないのかもしれないけど、不思議でついついぼーっとその思いに耽ってしまう。



Mountains in Denali NP

これらの山は天候、季節、時間帯などの外的要因だけではなく、その山の標高、鉱質、表面の植生が占める割合などの内的要因によって見せる表情が違っていることが、歩いてみるとわかる。風景は外的な要因によってみせる姿があまりにも大きく左右されるけれど、本当にそのものの見え方を知る場合には登る以外に方法はない。登ればその山が朝夕だけでなく昼でもオレンジ色に輝く理由や、いつも隣の山の高さに負けて日陰であるのに、エメラルドグリーンのきれいな色を反射し続けているわけが解る。









もちろん写真としてその風景を主観的に切り取ることで見え方がかわることと、カメラによる編集と編集ツールによる編集によって見え方が大きく変わることも間違いない。極力編集は人間の目で見た感じに近づけていくようにしている。作品としては主観描写を画角と色によって自分で表現する必要があるけれど、客観性を失うほどのことはしたくない。

2010年6月28日月曜日

Chase the wolves -part 6-

今年夏、アラスカ到着後のはじめの撮影はデナリ国立公園でのオオカミ撮影。
(今回の投稿では前回からの対策と結果のみ表記)


 去年の問題点における改善点は以下の通り。

問題1、滞在期間、観察時間が短かったということ。
改善1、滞在期間1週間のうち行動時間の大半をオオカミ捜索に費やしたこと。

問題2、Adams 氏のアドバイスをもとに撮影場所を設定したこと。
改善2、書物、時季、現地情報を得て考察の後、自ら捜索する場所を設定したこと。(これについての詳細は part 5 参照)

問題3、滞在期間気温が高く、オオカミの行動は抑えられていたこと。
改善3、去年より2週早めて出かけたこと。朝と夕刻に集中して捜索したこと。

問題4、オオカミの巣がある位置はエリア閉鎖されて入れなかったこと。
改善4、唯一閉鎖エリアを通過できる、パークバスで何度もオオカミの巣付近を行き来したこと。

結果として、成獣3頭と幼獣2頭を確認できた。(写真は大人2頭のものと子供1頭のもの)



このEast Fork pack (オオカミの群)は今年6頭の子供が生まれて育てているという。

6月末で、このサイズ(生後2週未満)ということは6月初旬から中旬にかけて出産されてことになるが、ミューリーやほかの研究者からの報告をもとに一般にいわれている出産時期からはかなり遅れている。


動物写真というよりは記録写真にすぎないが、今回の発見と捜索の繰り返しによって、徐々にオオカミの生活が自分の中でイメージできるようになりつつあるのは確かだ。また、自分の撮りたいと考えているオオカミの姿を映すにはほど遠いことも確かである。


2010年4月26日月曜日

Bubble Net Feeding



Bubble Net Feeding (上図)とは、南東アラスカに住むザトウクジラに特有の採餌方法である。そのユニークさは Social Foraging (集団採餌)にある。
簡単に説明すると、みんなで泡で魚を囲ってみんなで一斉に食べる、賢い方法。南東アラスカ以外の地域だと、これを下のイラストのように、一頭で行い、バブルを使うことも珍しいそうだ。




しかし、何らかの理由(未だ解明されていない)で、この南東アラスカの地域に住むザトウクジラは、集団採餌をする。僕は単純に、夏場の南東アラスカには、かれらの主食となっているオキアミよりも、ニシンが多く、群れをなして回遊しているため、それらを捕るために効率よく産み出された方法なのだと考えている。一日に1.5トンもの食料を必要としているのだから、オキアミをせこせこかき集めるよりも、一度に多くのカロリーが取れるニシンを採ろうと考えるのが普通だ。あまり話を膨らませすぎない方がいいのだが、いずれこの南東アラスカのクジラたち、正確に言えば、このバブルネットフィーディングを行う個体群は、オキアミを採るためのひげを失い、亜種へと進化していくと想像している。(そんな頃に僕らは生きてはいないけれど)


上図解説:surface 海面、 bottom 海底、 prey 獲物、 bubble net、気泡ネット
ニシンを追い込む役割のクジラが、その採餌行動のときにしか発しない独特の声を出し、ニシンを追いつめていく。ニシンは声のしない方へと誘導される。気泡ネットを出す役の個体がニシンを泡で囲む。

動画はこちらから→バブルネットフィーディング

2010年4月23日金曜日

大判出力

初めて写真の大判出力を行った。
内容は以下の通り。


プリントA1×2、A2×4計6枚
印刷用紙:半光沢紙
表面加工:ラミネート加工
仕上げ:木製パネル

合計44000円

4月のキャンペーン中で、印刷代が60%オフだったものの、大判での作品仕上げのコストが高く付くことを身をもって体験した。
また、Nikon D300 でのISO1600ではA2に引き延ばしただけでモアレが強く出ることがわかった。天候がくもりの状況下で、早く動くものを取る場合の措置として、ストロボが必要になってくる。
7月のザトウクジラの撮影地である南東アラスカは、ほとんど晴れのない気候。クジラに対してストロボを購入する必要があるのだろうか。



ともだち


先日都内のお店に集まって久しぶりに友達に会った。
本当に久しぶりな人からつい昨日会った人まで、来てくれた人全員という訳ではなかったけど、みんなで写真を撮った。
これからも自分の活動は、彼らに先ず伝えるようにしていきたい。