Kennecott Mill
Kennecott の町は国立公園内に位置している。
ゴールドラッシュより半世紀、1900年に2人の採掘者により、アラスカに良質な銅山があるという情報がニューヨークに伝わる。Stephen Barch という若い採掘エンジニアによってその採掘権は買われ、J.P.Morgan などの巨大な会社の協力のもと、即座にインフラが整えられ、採掘は開始された。その銅を精製する場所として誕生したのがこの町。
しかし1938年秋には閉山。最後の銅を積んだ列車が去り、町はゴーストタウンとなる。
ここにはアラスカで初めてのレントゲン技術が導入された。
Kennecott の町はこのメインの鉱山を含め5つの鉱山から銅の鉱石を集め精製していた。この鉱業場は現在政府に保護されていて、中に入ることもできる。
当時の鉱石の質は体積の70%が銅という、アメリカ最良の銅山だったらしい。
100年前の状態がそのまま残っている。
雪で埋もれて入ることはできない。
出稼ぎの労働者は当時、低賃金で週七日間働き続けたと記されている。その収入はアメリカ本土にすむ家族に送られていたそうだ。
純粋な銅は、列車に積み込まれ、150キロほど離れた港町まで運ばれる。
現在この町 Kennecott は観光地と歴史的遺産としてアメリカの旅行誌やウェブサイトなどで見ることができる。日本の有名なガイドブックではナショナルパークがコラムとして取り上げられる程度で町のことまで触れられない。アクセスの悪さから旅行者にとっては効率の悪いスポットなのだろう。町も賑わっているとは言えない。しかし、そのことが逆に、この遺産を保護し、感慨深い場所になっているのだと思う。
4 件のコメント:
初めまして。22歳の女です。
文章、そして素敵な写真、楽しませていただきました。
読みながら星野道夫さんを否応もなく連想し、なんだか嬉しいような悲しいような気分でした。
カブの鮭狩り奮闘記には思わずほっこりとなり、一行文がまた笑いを誘います。
私もオオカミが好きで、takasiさんの読まれたエリックツィーメンの本は小学生の時に親にねだって買ってもらった記憶があります。当時は一応完読したものの内容はさっぱりだったので、この機会にもう一度読んでみようと思いました。
takasiさんがいつか野生のオオカミと出会い、フレームにおさめる日を、ブログを読みながら楽しみにしています。
では、お身体に気を付けて頑張って下さい。
まとまりのない文章を長々と失礼しました。
コメントありがとうございます。
カブの鮭狩りで一番興味深かったことのうちのひとつは、自分でとった鮭は自分で運んで別の場所で食べたということです。その「自分でとったんだ!」という部分を一枚の写真にすることはできませんでした。難しいですが、いい対象のうちの一つだと考えています。
ツィーメンの本を小学生のときにねだる(笑)とは、すごいですね。(ちなみに僕は小学生の時、本を読んだ記憶が無いです。)あれはシートンやジャックロンドンとは訳が違いますから。感心します。自分も再読できてないのでまた読みたいです。
ブログで星野道夫さんを連想してもらいたくはないのですが、それは仕方の無いことなのかもしれないです。というのも、真似はしたくないと思いながらも、好きで彼の著作のほとんどを読んでいるので、自然に影響されているのかもしれないからです。ただし、彼のおおくの写真を見ればわかりますが、次元が違いますね。自分の自然に対する洞察力をつけたところで、届かない部分がはいってます。それがなにかはわかりませんが。
オオカミについてはまたなにか連絡が取れるとうれしいです。
ひさしぶりやな~
アラスカを縦横無尽に駆け回るtakashiの行動力には感服するわ!
オレは愛知の僻地で日々の業務に追われまくってます。
ブログが前よりもパワーアップしてる印象を受けたのはtakashiの成長のせいなんやろーなー
リョウヘイ、ひさしぶり!
連絡ありがと。
帰国の際にはこちらから「僻地」へ伺います。
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