2009年1月31日土曜日

宿題 撮影 授業

前期の授業が始まって、ようやくリズムが整ってきた。
今回選択した授業は、Digital Photography (デジタルフォトのクラス)、 Intermediate Photography (モノクロフィルムの中級クラス)、 Intermediate Drawing (中級絵画のクラス) Reading Strategy (カレッジレベルでの本の読み方) の12単位。前の学期に比べて写真撮影に集中できる。3月7日には国際犬ぞりレースが控えているのでその撮影をとても楽しみにしている。場所取りが重要になりそうだ。

デジタルフォトの授業ではフォトショップをメインで扱う。会社で働いていたときから意識してちょっと使っていたものの、バージョンが違うのと英語になっただけでまるで別物のように感じる。
モノクロフィルムでは早速一回目のアサインメント。
下の写真がそうだが、セルフポートレイトの課題だった。セルフポートレイトといっても自分を映す必要はなく、自分を表現すればいいのだ。



なにかのパロディーみたいになってしまったが、この比喩は「現在、自分が写真家としてやってくにあたり、何かを掴んだような気がするが、それは確かなものではなく、継続して写真のコツを掴む努力をしていこう」という考えを表現したものである。実際写真のように長い道のりを歩んできたわけではなく、ほんとうにまだまだ経験が浅いと感じる。ひきつづき写真とは何か、特に自然と芸術の間にある共通項を見いだしていきたいと考えている。
ちなみに以上のような内容を授業で伝えようと試みたが、失敗。何のこと言ってんだ?という非常に気マズい空気を作ってしまった・・・。

絵画の授業は、ものを見るという点でとても有意義に感じる。いつもこの授業の前に、ロダンの言葉(邦訳)という本を読んで、ポイントを確認して臨むようにしているのだが、そうすることでほんとうに物に対して深い洞察が得られるように感じる。モデルを描きながら、3Dで見えてくるというか。

本読みの授業は前回の投稿で記したように、効率的な本の読み方を学べる。まだ4回しか授業をやっていないが、本の概要を掴むのが以前に比べ、だいぶ楽になった。また、大量のリーディングの宿題が出ても嫌な気分にならなくなったことは自分にとってとても大きい。







2009年1月24日土曜日

英語勉強法(独学用)

今までの、自分の英語学習について振り返ってみた。英語をちゃんと勉強しなかった、学習能力が平凡か少し低い人、なんらかのやる気が湧いている人。以上の3条件すべてに当てはまる人だけに参考になると思う。3番目が一番大切。

現在26歳の僕が英語の勉強をはじめたのは小学5年生の11歳くらいなのでトータルで15年間くらい。必要にかられて、興味をもって勉強し始めたのは3年前。全体の15年間のうち、はじめの12年間と後の3年間は学習時間だけで計算すると同じくらいだと思う。しかし上達率を考えるとあまりにもかけ離れている。何かを学ぶ上で、興味と必要性が絶対欠かせない条件だった。

3年前、英語を改めて勉強し始めた時の方法。(根底に必要性。)レベル的にはTOEIC300

  1. 英語の文法の基礎の全部を把握する。詳細にこだわらずに。
  2. 単語をひたすら暗記(英→日、日→英)5000語くらい。
  3. 簡単な例文を音読。(勝手に暗記してしまう回数、繰り返す。そのあとは忘れていいことにする)
  4. ネイティブの人のスピーチを丸まる発音に注意して暗記。(3の拡大版。終わったあとは勝手に忘れていく。)

細かいことは他にもやっていたが、まとめると1から4をひたすら毎日繰り返していた。

一般的に英語を英語のまま理解するのがいいと言われているが、この頃はなんのことだかさっぱりわからなかった。無駄だと決めて、先ずは日本語で考えた。そのあと、徐々に英語のままで、例文がスッと入ってくるようになった。
また、この頃は正直リスニングをしても全く意味がなかった。
勉強方法の基礎に置いていたのがプレゼンスという塾で学んだ勉強方法。ここの勉強方法をマスターしながら、他の勉強方法と比較していた。(ほかの方法は実践はせず)

僕の現在の英語勉強法。根底に興味を置いて。(受験していないのであまり参考にならないが、現在レベル的にはTOEIC600くらい。)

  1. 聞いて理解できない「文法」だけ嫌々ながらでも復習。
  2. 興味のある本だけひたすら読む。(わからない単語は無視。あるいは簡単に自分で決めつける)興味がなくなったらやめる。
  3. 興味ある映画 (subtitle) で単語と発音をマッチさせる。興味がなくなったら交換。
  4. ネイティブの人とできるだけ会話&メール。
  5. 英英辞典で日本語と英語の違いをつかむ。つらいときは英日もつかう。
※ちなみに、理論に基づいて考えれば単語量と、それらの扱いに慣れることがいちば
ん重要であると考えている。


こちらアラスカに来て、英語の勉強方法を自分なりに自分の特性を考えながらブラッシュアップした。ポイントは、興味がもてるかどうか。
しかたなしにやる、というときも必ず出てくるので、その時は興味を持てるようにトピックのバックグラウンドを調べる。(リーディングの例として:ぼくは小説はどうも苦手なので、アップダイクという小説家の短いエッセイが授業で扱われた時は困った。内容が14歳の少年の物語だったので、アメリカ人の14歳と、自分の過去を比較した。人種とその文化には僕は興味があるのでアメリカ人と日本人の若者を比べながらその違いはなぜか、とかを勝手に考察していた。)するとたいていは処理できるのだとわかった。
日本で学習するよりも環境に恵まれていることは間違いないが、英語をそのまま理解できないレベルの時に留学していても意味が無かったとつくづく感じる。また、日本にいる時に本を読むことが好きになり、なにか日記のように書くことも好きになったのが、英語の読み書きでとても大事になっているのだと思う。

現在、授業で本の読み方(Reading process PRO,このPRO とは P=Prepare to read, R=Reading actively and Reflecting, O=Organizing and using what you have read のこと。)を勉強している。本の読み方はいままで我流だったので、もうすこし賢く読めるようになれるといい。


2009年1月15日木曜日

Day off


今週月曜日に授業がスタートして三日目。
 朝6時に部屋の電話が鳴った。大学警察の方からだった。
何事かとはじめ焦ったが、どうやら天候が悪く、道路のコンディションが非常に悪いので、今日は大学が臨時休校となる。らしい連絡だった。
 青空学校でもないのに悪天候で学校が休みになっては困る。どこかで埋め合わせはしてくれるんだろうか。

 パソコンで天気情報を確認するとアンカレッジの天気は、雹か?はじめて見た天気ビジュアルに、休みになったことを納得させられた。気温は32°F(=0℃)ここのところ急にあったかくなっていて、外に出てみると、上着は3枚で外を歩けた。先週は−20℃くらい平気で記録していたのに。

 今日一日ぽっかり予定が空いてしまった。こういった臨時に空く時間のスペースに対応するのは得意な方だ。
 来週学生フォトグラファーとして面接を申し込むので、そのアピールツールとして今日のこの出来事を写真に収めCDを作ることにした。この学生カメラマンのポジションは、The Northern Light という校内新聞の写真を担当することになる。写真がジャーナリズムに寄るので、その写真一枚に入れる情報を考えなくてはならない。アーティスティックな構図は二の次になるだろう。いままでやったことのない僕にとっては相当ハードルが高いことを予想している。




キャンパスの色んなところを歩き回った。どこの扉にもこのような張り紙。


僕が何度かドアを開けようとすると、おばちゃんが即席で、この掲示を用意。


ふだん子供たちで賑わっている託児所。(実はそんなにいつも賑わっていないのであまりいい写真にはならないな。)

通路整備のため、出動。



ばちばち音を立てる塩化カルシウム。道の脇の植物にかからないように。


寮に戻ると、裏庭にある小川は溶けだしていた。

このまま春まであたたかければいいが。

2009年1月6日火曜日

ホーマー Black & White

去年はあらゆる意味で、準備の年であったと思う。もちろん引き続き周到な用意が前提となってくることは確かだが、今年は行動の年にしていく。

ホーマーで撮ったハクトウワシ以外の写真。モノクロ写真の練習は今後もしていくつもり。

入り江側の海岸にはこのように役目を終えたバスや船などが無造作に捨てられている。


氷が溶けても、もう使われることは無い。


古い時代の灯台だろうか。何度か補修されたような痕跡がのこっていた。


固く凍った湖面に、どこからか転がり込んできた古株。


閑散とした人工物の間を豪快に吹き荒れる波と風。


この町の開拓者を祀った記念碑。クリスマスのためか、だれかが赤いブーケを添えていた。


7人の住居として利用されている船。