2013年7月29日月曜日

プリンス・ウェールズ島での日記 3


6月24日
島に入って4日目

Craig の Public library や、町のスーパーマーケットへの往復で、雑事に追われた。やはり、日頃からWi-Fiや携帯に慣れていると、突然使えなくなったときに躊躇する。

今日は車をHollis へ戻し、明日から車無しの旅となる。道中では、子鹿を2頭見た。親も近くにいただろうが、道路の脇までは出ていなかった。

タクシー予約
July 3rd 1PM at 5 mile Luck Lake Road

プリンス・ウェールズ島での日記 2


6月23日
島に入って3日目

今日はオオカミの痕跡を見つけた。確かなことが言えないが、おそらく食した後のシカの毛と、その骨と、彼らの毛である。まちがいなく、この周辺でオオカミは生活をしている!


判断:自分の所持金を見て、余裕があとどれくらいあるかを見て、また、体力も考えて総合判断を下す。

1.Thorne bay レンジャーステーションにて、Honker Cabin へのアプローチを考える。道路、どこまで続いているか。GPS, キャビン周りのトレイル
キャビンにオールとボートはあるか。カギは付いているか。

2.Craig Taxi が、Coffmancove まで来てくれるか。自転車を積めるか。Luck Lake の方向まで行ってくれるか。

3.Hollis Adventure Rental にTel



Honker Cabin へ持っていくもの。
カメラ機材、予備バッテリー2セット、食器、食糧6日分(カレー粉x3、米12合、ふりかけ)、フィルター、水、バーナー、マッチ、ペーパータオル、弁当箱、衣類(靴下x3、シャツ3、ロンT2、パンツ予備、レインウェア)、寝袋、マット

2013年7月24日水曜日

プリンス・ウェールズ島での日記 1

6月22日

島に入って2日目 
車をレンタルしたことにより、行動範囲が広がった。ホリスから入り、クレイグ、ソーンベイ、クロワックの3つの町と、イーグルネスト・キャンプ場、ボールレイク・ピクニックエリア、グラヴィー川ピクニックエリアなど、これから利用していくポイントをまわった。この島の中央部の主要な町の規模、そして各町を結ぶ道路の状況と距離感をつかむことができ、明日以降を有効に動いていけそうだ。明日はいよいよ、Honker divide にあるキャビンを探す。

グラヴィー川ピクニックエリアでは、Sitka black-tailed deer に間近で遭遇した。彼らの性質は、よく観察していた White-tailed deer のそれとかわらない。ゆっくり時間をかけて近づけば、十分に写真を撮らせてもらえる。

日没は9:40くらい。先ほど日が沈んだことになるが、曇っていてその光の良い時間帯を見ることができない。東南アラスカでは、まずこのチャンスは少ないだろう。道端にシカの、車轢による死体がころがっていたため、その場に留まることにした。はやくも、ハクトウワシがその体をついばんでいた。もしかしたらオオカミが現れるかもしれない!もし現れなければ、巣は近くにはないか、あるいはまだ巣を離れていないと考えることができるかもしれない。


2013年7月18日木曜日

撮影プロジェクト 第一回終了

主要な町、クレイグの港

昨日、一ヶ月間の撮影行を終了し、アンカレッジに戻った。
今回の撮影は、アラスカ州のウェールズ島という島の、自然を主体とした撮影に加え、人の営みにも注目した撮影を続けていた。

以前(2013年3月5日)の投稿に構想を記したように、今回のプロジェクトのいちばんの目的は、この島のオオカミの謎にせまることにあった。島での滞在は20日間。おそらく、ある程度予想していたとおり、5、6年は少なくともかかるプロジェクトになりそうだ。第一年目としては、オオカミの撮影には失敗したものの、かなりの情報と次回のための土台が固まった。

次からの投稿では、僕が過ごしたこの島で、毎日書いていた日記を取りあげていく。