2011年1月30日日曜日

オプショナルツアー

写真家柳木氏の写真撮影のツアーに同行。
場所はアラスカ州フェアバンクスの町の中の自然。
僕は仕事での参加だったのだが、柳木氏は僕が写真をしているのを知っていたので、今回は生徒として参加させてもらった。

ツアー当日はあいにくの悪天候だったが、プロとなると悪天候とは認識しない。そのなかで見つけられる対象を探していく。

柳木氏の勧める撮影箇所で、みな自分の構図を見つけて撮影し、見てもらう。

フェアバンクスの町の中の雪景色を撮影するツアー。身近なところにも撮影対象はあるということを考えさせられた。

 途中記念撮影も。

オーバーキャストのおかげでコントラストが落ち、ZEN感覚の写真になる。こちらは柳木氏の決めた構図。

チェナ川沿いを歩きながらいいスポットをみつけ、構図を決めた後、細かなカメラの調節をしながら数枚撮影する。


柳木氏は現在、自身の写真撮影活動はあまりしていないそうだが、なにかもう一度ビッグプロジェクトを計画していると言う。

2月にまた会う予定なの一度飲みながらその話を聞いてみようと思う。

2011年1月15日土曜日

マイケルクイントン研究 -Part 2-



基本撮影データ予測:1/250 f/8 ISO400 600mm ミラーレンズ使用 三脚あるいはそれに代わる固定機材使用 フラッシュ使用(?)

いい写真にしているポイントを考えてみると、
①サイドライティングによって対象に立体感を与えている。②対象と背景との距離が十分あるために背景全体がうまくボケている。③対象と同じ目の高さから撮影することで違和感のないパースペクティブになっている。④ピントを近い方の目に合わせている。

おそらく「置きピン」での撮影。背景からミラーレンズを使用しているのは間違いないが、フクロウのすむ光量の少ない条件下でミラーレンズを使いこの露出を得ながら、ピンがしっかり来ていることから、あらかじめピントを合わせておき、対象(フクロウ)が来たところでシャッターを押す置きピン撮影と考えられる。レンズ選択、対象、光条件を素早く判断したプロの仕事であるのはすぐにわかる。置きピンであるというのは予測にすぎないが、だとすると、フクロウが人の目の高さの木に止まることは考えられないので、彼は対象の止まるこの木の高さまで登って待ち、シャッターを切ったことになる。
彼の撮影するフクロウの写真の中でも、光と背景がフクロウという被写体に一番マッチしている一枚といえる。

2011年1月10日月曜日

Latitude 64

星野さん宅付近からのフェアバンクスの眺め
ムースの角袋がむけたときのような樺の幹

気温が暖かいと枝には重たい雪がのしかかる

写真がモノクロの時代でも現実はこうあったと思うと少し不思議になる。

「おれの夕飯だ」と自慢げな男
 この時期でも川を80センチほど削っていくと下は水が流れており、アイスフィッシングができる。


 
黙々とノミで氷塊を削るスタンレーという人。
静かな夕暮れ
自然の中では静寂が当たり前で、物音が聞こえる世界のほうが稀だとわかる。


この日は落ちついたオーロラが上空100キロを漂っていた。