2014年4月16日水曜日

ブログについての反省

知識には、能動的なものと受動的なものがあると、以前から感じていた。これが能動的なときには、なにか書き物をしたくなる衝動がある。しかし、受動的なときには、何かを書こうと思っても、ほとんど書き出し5行程度で筆が止まる。そこから無理に書いても支離滅裂となる。

 自分の状態としては、一定の圧力をかけ、集中してひたすら本を読んだ後は、知識は必ず能動的となり、吐き出したくなる。これは咀嚼しながら、自分の考えを頭で整理する活動ともいえるかもしれない。そして、肉体的に忙しい状態、あるいは精神的にリラックスした状態では、受動的な知識がたまる。このようなとき、いくら本を読んでも書いてまとめるという気持ちにはならない。

 このブログの投稿は、わざと自動投稿しないようにしている。自動にすれば、書きたいときに大量に投稿をためておいて、コンスタントにブログを更新することができる。しかし、それはこのブログを始めたときの目的に反する。2008年の書き出しの月にも考えたことではあるが、このブログには、自分の精神的な活動の記録という側面も持たせているため、どの年の何月は、自分がどんな状態であったか、ブログの内容と、投稿の頻度を見れば、自分で正確に省察することができる。

 いつも読んでくれている方には申し訳ないが、(これはひとつの言い訳にもなっているけれど)このブログを通して、ひとりの動物写真を仕事としていく人間の過程が少しでもリアルに映し出されればと考えている。

もちろん、このブログは、来年も続いているし、5年後もまだ書いているだろう。

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