2014年5月25日日曜日

写真集の発行 その3


印刷が決まって2週間、当初僕が想定していた60ページから、48ページに制限されたことで、写真の並びをどう持っていくべきか悩まされている。


建築家の隈研吾が、「制限こそ、創造性を生み出す」と言っていたことが頭に浮かぶ。12ページ削減することで、よりはっきりした主張になるよう、写真をまとめることについて積極的に考えた。


データ入稿まであと2週間を切った。

伝えるべきひとつの概念というのは、自分の中で定まっている。これを、よりわかりやすくはっきりとした形に、写真だけで伝わるもの。どこまで荒削りできるか。


2014年5月7日水曜日

写真集の発行 その2

4000部の印刷が決まった。

今回は僕の出資ではないので、写真の編集には、僕の意図を入れられるのか、ひとつ不安があった。しかし出資者の意向で、僕の考え通りの写真集に仕上げてもよいとの返事をいただけた。さすがにこれには感謝。

日本で印刷をするので、アンカレッジまでの送料や、日本での保管場所など解決しなければならない問題はある。でも、今回の写真集制作に全面的に加わり、その販売なども含めどのように扱っていくか。これに関われることは、貴重な体験と考えている。

予定では8月半ばに印刷が終了し、夏のツアーをはじめ、オンラインでも販売を開始する。

2014年4月19日土曜日

写真集の発行 その1

写真集を発行できるチャンスが訪れた。

話は昨年秋に持ち上がり、具体的な話はつい昨日までしていなかったため、このブログでも取り上げなかった。僕が契約している旅行会社の出資により、数千部の印刷ができるかもしれない。そして、販売コード(ISBN)をとって、少なくともオンラインでの販売は可能になりそうだ。昨日都内で打ち合わせをし、これからの計画を話した。今回は印刷まで持っていけそうだ。

一般的にいう「出版」ではない。それはどこかの出版社を通すわけではないからだ。だが僕にとっては、いままで取り続けていたアラスカの写真を自分の中でまとめる良い試練となった。

サンプルは昨年末に米国のBlurb Books から印刷し、日本語文章を自分で作文したものを貼付けた。こうして、5年間見続けてきた僕の中での、アラスカの自然をまとめることができた。

ひとつの懸念は、僕が5月12日までしか日本にいないということ。制作のスケジュール次第だが、お互いのモニターとカラーマネジメントが一流であれば、データでの色校も可能だろう。この機会に自分のその部分もレベルを引き上げたい。

今回の企画は、制作過程を区切り、ブログに記していきたい。


2014年4月16日水曜日

ブログについての反省

知識には、能動的なものと受動的なものがあると、以前から感じていた。これが能動的なときには、なにか書き物をしたくなる衝動がある。しかし、受動的なときには、何かを書こうと思っても、ほとんど書き出し5行程度で筆が止まる。そこから無理に書いても支離滅裂となる。

 自分の状態としては、一定の圧力をかけ、集中してひたすら本を読んだ後は、知識は必ず能動的となり、吐き出したくなる。これは咀嚼しながら、自分の考えを頭で整理する活動ともいえるかもしれない。そして、肉体的に忙しい状態、あるいは精神的にリラックスした状態では、受動的な知識がたまる。このようなとき、いくら本を読んでも書いてまとめるという気持ちにはならない。

 このブログの投稿は、わざと自動投稿しないようにしている。自動にすれば、書きたいときに大量に投稿をためておいて、コンスタントにブログを更新することができる。しかし、それはこのブログを始めたときの目的に反する。2008年の書き出しの月にも考えたことではあるが、このブログには、自分の精神的な活動の記録という側面も持たせているため、どの年の何月は、自分がどんな状態であったか、ブログの内容と、投稿の頻度を見れば、自分で正確に省察することができる。

 いつも読んでくれている方には申し訳ないが、(これはひとつの言い訳にもなっているけれど)このブログを通して、ひとりの動物写真を仕事としていく人間の過程が少しでもリアルに映し出されればと考えている。

もちろん、このブログは、来年も続いているし、5年後もまだ書いているだろう。

2014年2月21日金曜日

厳冬期のマッキンレー


2月17日のマッキンレーを撮影した。


フェアバンクスから小型機(ナバホ)で南下すること約1時間。アラスカ山脈の北側斜面に到達する。2月の厳冬期ではあるが、太陽の日差しはすでに春を感じさせる。




2014年2月2日日曜日

樹氷、再び


先週まで異常にあたたかかったフェアバンクスは、今朝になって、本来の寒さを取り戻してきた。

町の北側にある北方林の朝


2月になって、ずいぶん昼が長くなってきた。つい2週間前までは、朝日からすぐに夕日にかわっていたことを考えると、春も近いのだと感じる。いまの日照時間は7時間。ちなみに2週間前は5時間ほどだった。

昨日から快晴を予想して、今日は日の出前の8時過ぎから撮影にでかけた。

気温が上がり、一度地上に降りて無くなった樹氷の水分も、昨日あたりから冷え込み、再び木々の枝まで運ばれて、またそこで固まった。

もう一度くらい−30度までさがるだろうか。最近のフェアバンクスは5年前に比べるとずいぶん暖かく、冬が短く感じる。






2014年1月10日金曜日

極北のロッジ

明けましておめでとうございます。

オールド・ベテルス・ロッジ

北緯66.5度の北極圏内ある村、ベテルス。
看板には、人口63人と書いてあるけれど、いまは20人ほどしか住んでいない。

今年は、オーロラを見に来たお客さんと、ここで新年を迎えた。
オーロラ観測の穴場として知られるベテルスだけあって、30日31日と大きなオーロラを見ることができ、お客さんもとても喜んでいた。


オーロラロッジ内装

水道水に鉄分が多く含まれているので、慣れない人には大変かもしれない。
滞在中は、昼のアクティビティもあり、スノーモービルや犬ぞりも、有料にて楽しむことができる。