2009年8月11日火曜日

Eternal recurrence




いつの頃からだったか定かではないけれど、小さい頃、過去と未来についての想像を膨らましたときに、おぼろげながらひとつの考えが浮かび、それを26歳の今でも引き続いて所持していた。その考えとは、人でも動物でも皆、生まれ変わったとしてもまた同じ自分で、全く同じ人生を歩むんじゃないかという何の根拠もない仮説のようなもの。幼かったので論理立てて明確に考えられた訳ではないけれど、たしかにそれを考えていた。そして人に話すようなことでもなくしまわれていた。
そして偶然、先日それが永劫回帰という言葉で先人が論じているのを知って、非常に驚いた。読んでいると当時思い起こした概念と全く同じ。どこかで見たか、誰かから聞いたことをそのまま覚えているのではないかと、自分の過去の記憶を疑った。しかし、ニーチェの本など過去に読んだ記憶はなければ、こんな話しを真剣に子供に話す人もいないだろう。
小さい頃の何でもない考えが、自分の世界観を作っているのだと思うことがたまにある。何の根拠もないところから自然に生まれてくるからこそ、信じてみたくなるのかもしれない。


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