2010年4月23日金曜日

ともだち


先日都内のお店に集まって久しぶりに友達に会った。
本当に久しぶりな人からつい昨日会った人まで、来てくれた人全員という訳ではなかったけど、みんなで写真を撮った。
これからも自分の活動は、彼らに先ず伝えるようにしていきたい。

2010年3月25日木曜日

Portfolio サンプル

先日Best of College Photography 2010.で入賞しました。

Name: Takashi Nakashima
School Name: University of Alaska
Image: http://serbinproduction.com/photoforum/BOCP-10/2693_16471_C.jpg

以下はサンプルの写真です。


















2010年3月22日月曜日

入賞

Dear Takashi:

Congratulations again on being selected as a Finalist in Photographer's Forum magazine's College Photography Contest. We are writing to confirm the correct spelling of your name and your image for inclusion in the book, Best of College Photography 2010.

Name: Takashi Nakashima

School Name: University of Alaska

Image: http://serbinproduction.com/photoforum/BOCP-10/2693_16471_C.jpg

If the above is correct, please DO NOT reply to this message. We will assume everything is OK.

If the above is incorrect, PLEASE REPLY to this e-mail immediately. Please, only critical changes can be made at this point. If you need to make a correction, respond with the word CORRECTION in the subject line of your e-mail and then let us know the correct spelling of your name and/or your school name. We must have this information NO LATER THAN Tuesday, March 23rd.

The hardcover book, Best of College Photography 2010 will be distributed by the end of June. If you have not yet purchased your copy, you may use this link to do so: http://pfmagazine.com/Advance_Order_Annual.aspx

Sincerely,


Julie Simpson
Managing Editor

Photographer's Forum
Serbin Communications, Inc.
813 Reddick Street
Santa Barbara, CA 93103

2010年3月2日火曜日

平和


 突然二枚の挿絵を雑誌の見開きで見せられて、瞬時に、「ヒトもべつの生態系の中にいるのではないか」という考えが浮かんだ。

左の挿絵は1929年〜1995年までのイエローストーン国立公園。下の絵がその最近の様子だ。
このイエローストーン国立公園は、人間の活動に比例して生態環境が悪化しつつある他の多くの国立公園とは違い、生態系のバランスを回復した場所として最も有名である。そのポイントは人為的にオオカミを再導入したこと。導入後、増えすぎたシカの数が安定していき、それに伴い、これまでシカに食べ尽くされていた植物が繁殖できるようになった。こうして食物連鎖である生態サイクルがうまく循環しだしたのである。
この、「全体としてうまく回りだした」ことが最も重要なのだが、シカにとっては迷惑だったはずである。いままで天敵がいなく悠々自適に、食べたいものを食べたいときに好きなだけ得ることができた。そんなところへ急に天敵であるオオカミが現れたため、鈍った感覚は容易にオオカミの攻撃を受け入れた。
警戒し、死にものぐるいで逃げなければ食い殺される状態。生態系でいえばこれが安定であり、正常である。結果として、シカたちの感性は研ぎすまされ、天敵に殺されない方法を何世代もかけて見いだそうとする。これがひとつの進化。


民主主義という言葉をこのブログで使うのは抵抗があるけれど、人間の世界を考えたとき、いままで最高の政治形態だとされてきたその形態の弱点が、いま間違いなく露呈されている。
たとえば、文化の水準で一つの国を見た時、大衆が力を持てば、その文化は自動的に大衆の利害や趣味によって作られる。そして、大衆は自らの好みにあった音楽や芸術や映画や読み物を求めるだろうし、多くの人がそれを喜んで供給する。そうなれば、そうしたものの水準がたちまち二流三流に落ちてしまう危険性がある。(引用)
落ちていく流れは力を必要としないのだから、自分たちの欲に従えばいいだけである。要するに、文化にせよ衣食住の生活にせよ、大衆は好きなものを簡単に手に入れることができるようになった場合、生きる力を失う。

この、現在ヒトが直面している大きな問題は、今後の道を自覚するために生態系や個々の動物から学べることが多すぎるほどある。確かに動物は何も考えず、欲で生きる部分がほとんどだが、その代償として寝ても覚めても死が隣りに居座る。オオカミは繁殖のための順位争いや縄張り争いで互いを殺し合う。また、広大な縄張りが必要なこともあり、数は増えすぎない。ヒトは生物学的には生態系サイクルから外されているとはいえ、その摂理は人間社会も同じである。戦争をしてはいけないのなら、そのための代償が必要だし、もし欲に従うのなら、同様にそのための代償が必要である。

「個々が必死にならねば生きていけない状態」これには負荷が大きくかかり、辛いが、この状態でなければ存続できないのだということを自覚する方法を見いださなければならない。




2010年2月27日土曜日

Alaska Tourism Show

今年4月12日、都内で「アラスカツアリズムショー」と題してアラスカの観光局と日本メディアとの交渉の場が設けられる。

内容はアラスカから各観光局の方が日本を訪問し、自分たちのツアーがいかにすばらしいかを日本メディアに伝えるというもの。そこで双方が契約を結ぶことが一番の目的である。

僕はそこでボランティアとして手伝うのだが、お金が出ない代わりにという理由から、僕の写真を紹介してアラスカをアピールできる機会を得た。 いまはそのための写真を編集・構成中だ。あくまでも、そこでは自分の写真ではなく、アラスカの自然を伝えるための編集が求められる。あとはそれに加えて、アマチュアのカメラマンでも、簡単に野生に近づき堪能することができるのだということをアピールしようとも考えている。

このようなチャンスを得たのもやはり人と人とのつながりからだった。発端はアラスカで借りていた部屋の家主で、お世話になっていたバイクレンタルのオーナーでもあるピーター。ピーターがこのイベントが4月日本で開かれることを先月知らせてくれて、ATIA(アラスカトラベルインダストリーアソシエーション)の人を紹介してくれた。その人が日本支部に連絡を入れ、打ち合わせの場を設けてくれた。打ち合わせの場ではアラスカ話で盛り上がり、ボランティアとして協力させてもらうことを快く承諾してくれた。完全なる部外者で一般の人間を通してくれた。自分のみでダイレクトにアタックしていたのではそう簡単に行くものではない。

今年の夏からはアラスカに移り住んでの生活が始まる。日本に戻ってきたときには、自分の写真を紹介して、多くの人に興味を持ってもらえるような活動をしていくことになりそうだが、そのファーストステップとして、今回のイベントではいい勉強をさせてもらえそうだ。


帰国して2ヶ月がたち、撮影からは遠ざかっていたが、次の撮影行のプランを練ったり、自分の写真を見てもらえる機会を探したり今後のための動きは続けていた。これらも写真家としての本当に重要な活動であるのだと実感している。
何はともあれ「活動をやめないこと」それが自分の初志を忘れないための一番大事なことだろう。

2010年2月1日月曜日

シャチの身体能力


 友人とともに今年7月、アラスカのクジラとシャチを撮影しにいく計画があり、シャチについての情報を集めていた。この撮影のための情報には、その動物についての知識が70%くらい占めると思うのだが、実際に対象となる生物を見に行ったり、見た物の記憶からのほうが、書物で得るよりも間違いなく自分のイメージを造りやすい。今回も頭で描く自分の撮影イメージを造るための大きな手がかりとなった。


鴨川シーワールドでのショー

野生のシャチがこのようにまっすぐのジャンプをすることは稀らしい。








2010年1月21日木曜日

Untitled

ひと月ほど更新を怠っていたが、自分の中でようやくこの先の活動のスタンスがまとまってきたので、書き出してみることにする。
というのも、昨年12月に学生生活を終え、帰国し、これからどのような活動スタイルで写真を撮っていくべきなのかを考え倦ねていたからである。要するに、ここは自分にとってひとつの岐路であった。

簡潔に述べるなら、1年を通してみたとき、9ヶ月間バイトで収入を得て、3ヶ月撮影費に当てるというありふれたスタイルをとる。少なくとも3年はアラスカメインで撮り続けるだろうから、このような生活を続けながら、公募展に作品を提出していくだろう。それで作品展示の機会を得られれば望みどおりである。
運良く米国での労働の権利を得られるため、今年5月にはまたアラスカ入りする。アラスカで多くの撮影情報を得ておいたので、撮影にすぐ出かけられる素地が向こうにあるのは1年半滞在した功績だと言える。
また、学生ローンの返済もスタートし、アメリカに住み始めるとなると、やはり経済面で圧迫されることは間違いない。そこの最低ラインを守りつつ活動していくのだということを忘れるわけにはいかない。

いずれにせよ、僕の中で写真をやめるという選択肢はない。写真展入選のための写真をとろうとは思わないが、公募展をうまく使いながら、自分の作品を高めていくことを考える。今後は少し社会を意識しつつ、自分の発展のための写真応募を一つ、活動の軸としながら撮影をすすめていくことになりそうだ。