2008年5月3日土曜日

photo in black and white


今日は下田に行った時の写真。
編集しながらモノクロプリントもいいと思った。自分は専らカラーで、彩度も高めの写真でやっていきたいと考えていたが、あまり早いうちから絞る必要は無い、とも思った。
というのも以前からの考えによる。写真を撮り始めて未だ間もない(いまも十分間もない時期だが・・・。)頃は人間によって数を減らし、希少になった動物やその危惧性を訴えるにはモノクロも良いという考えが、はじめはあった。しかしよく考えると、自分の表現したいことはそういった悲観的なものの見方ではないとわかって、以来しっかりカラーで人の見る目で、という考えに至っていた。そういった経緯があったのだが、今日この写真をプリントしていて、考え方を改めさせられた。アンセルアダムスの写真を考えさせられたということもある。アンセルは「パン・フォーカス」を使って対象すべてにピンをあわせる技術を駆使しているのだが、彼の現すものも現実で、モノクロが現実を現していないというワケではない。彼の写真についてあまり多くを語れないが、直感的に「いい」と感じるモノクロだとおもう。

そもそも、このカラーにするかモノクロにするかという択一の考え方こそ早とちりだと思うようになった。場合によって使い分けていこう。そう思った。

アンセルの写真はこちら→ アンセル・アダムス

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