2011年6月10日金曜日

ワシの巣観察

アンカレッジから車で1.5時間のウッティアの町。
6月はハクトウワシが子育てに大忙しの季節になる。この鳥の大きな特徴は一度つがいを作ると死ぬまで離れることはなく、2羽で子育てをする点にある。
アメリカ本土のほうのものと比べてアラスカのハクトウワシは卵を産む時期が遅い。もちろんアラスカは気温が低いために子どもにとって厳しいというのが自然な理由だが、ほかにも、鮭をはじめ河口に多くの魚が集まる6月ということもハクトウワシが子育てを6月に合わせる理由もあるようだ。



この港町に入ってすぐの木の上につがいが2羽の子どもを育てていた。写真は左が母親、右が父親。

観察の方法は午前11時から午後5時までの6時間、どのような行動をするのか双眼鏡をつかって観察し、記録をした。巣にいる両親(雌雄)の行動に注目し、子どもの保護と給餌に特に焦点を当てた。

 
11:00 巣内には母親のみ。



11:50 母親は巣内に貯蓄?してある餌を子に与える。父親は餌の調達。



12:00 父親が巣の上の木に戻る。母親は巣から離れる。



12:05 父親が巣に戻り、給餌。



12:15 父親は巣の修復。



13:00 父親が巣から離れる。巣内には子ども2羽のみ。


13:50 母親が戻る。



14:15 母親が巣から離れる。巣内には子ども2羽のみ。
14:55 父親が戻る。



15:05 父親が巣から離れ、母親が同時に巣に戻る。巣の修復材料を持ち帰る。



15:20 母親が巣から離れる。巣内には子ども2羽のみ。



15:30 母親が巣に戻る。



16:15 父親が巣に戻り、餌を持ち帰る。両親とも巣内に。



16:20 父親が巣から離れる。

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