2008年9月5日金曜日

Beginning photography

撮影について、自分が今まで如何にテキトウに撮っていたかを思い知らされた。

現在、Beginning Photography というクラスでフィルムカメラを使った初歩的な写真撮影全般について学んでいる。写真用語などある程度知っているため、何について、どんな事を話しているのか聞き取る事は、他のレクチャーに比べたら簡単だが、宿題の詳細や扱った事のないテクニックについての話になるとさっぱりわからなかったりする。そんななかで、自分が今までデジタルカメラを使ってどれだけ簡単に、しかも適正露出を得る事なく未完成のまま撮影を終えていたかということが、今回の講義で思い知らされた。

撮影でオールマニュアルカメラの場合露出の補正が固定できない。その中で、静物を撮るときに反射率18%のグレーカードを使う。ある程度動きのあるものでも、シャッター半押しで、一度グレーカードを読み取って半押しを維持しフォーカスと構図を決めれば使用できる。グレーカードの使用はもちろんこの限りではない。現在のマニュアルカメラには測光システムがカメラ内部についていて、シャッターを半押ししたときに測光され、自動的に反射率18%に合わせようとする。(例えば最白を反射率100%、最大黒を0%としたとき18%は白寄りのグレーということになるが、すべてのカメラの測光システムがこのようにできているという。)したがって、雪原を画面いっぱいにしてそのまま撮ると18%に勝手に近づけてしまうので灰色っぽく全体の写真が落ちる。逆に真っ黒の犬なんかをモデルに撮ると、その犬がやや灰色っぽくなる。これでは「見たまま」を撮る事はできない。そこで露出補正ダイヤルか、きちんとグレーカードを使うという事になる。可視できる波長に制限はあるものの人間の目は万能で、反射率に関わらず、白は白、黒は黒と網膜を通して脳が見分ける。カメラにはこれができない。だから人間が露出を補正する事になる。人間が、表現したいように。
僕はこの白と黒の関係は以前から理解していた。しかし、すべてのカメラが、測光してから反射率18%に合わせようとする事や、手動で行う適正露出の得かたを知らなかった。すべてカメラ任せだった。もちろんマニュアルで撮った写真をネガ現像したとき、はじめのワンロール36枚のうち、2枚しか適正露出が得られていなかった。加えて、もうワンロールはフィルム巻き上げの際、途中でカバーを空けてしまい、全て感光してお陀仏。このミスは無いにしても、写真撮影の難しさが少しわかった気がした。そしてなにより、今自分が持っているデジタル一眼のNikonD300がいかに優れている機械なのかが少しずつわかってきている。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お久しぶりです!!
なんだか素敵な事がいっぱいですねー☆
写真、これからもいっぱい乗せてください!!
うちの店でも今月からエコ活動はじめました☆
お客様も興味を持ってくれる方がたくさんいます。
とにかく、いろんな事を感じて、学んで、素敵な思い出いっぱい作って、活動がんばってください♪
by つな27

匿名 さんのコメント...

はじめまして。去年の秋学期にUAAでbeginning photographyのクラスを取った者です。白黒フィルムが少し残っているので、よろしかったら差し上げます。学期の初めにまとめ買いされてしまったかも知れませんが、ご希望の場合は< uaa_film@hotmail.com >までご連絡ください。(捨てメールなので2週間程有効です。)

Kodak Professional TRI-X 400 FILM 400 TX 135-24 が4本
ILFORD HP5 400, 135-36が4本

匿名 さんのコメント...

>>つな27
27ってなんですか?(笑)

エコ活動また聞かせてください。


島田浩二>>