2008年10月4日土曜日

投稿特集 第一回:オーロラを見る!

オーロラ予報という面白い物がある→ここ。現地の方に聞いたがあまりあてにならないとのこと。研究が進めば確率は上がるのだろう。

そもそもオーロラはどうすれば見れるのか。
オーロラのメカニズムやそれに関する研究などよりも一番先に知りたいのはいつ、どこで、どうすればオーロラを見ることができるのか、ということだろう。ここで断っておくが、僕が実際試したわけではないし、オーロラ観光のプランを組んだひとすべてがオーロラを見て帰れるわけではないということを覚えておいていただきたい。インターネットや現地の情報をもとに僕なりに高確率で見られる方法を考えたいと思う。
 さて、世界ではアラスカのフェアバンクス、カナダのイエローナイフ、フィンランドのロバニエミが観測地として有力とされている。オーロラを観測できる地帯をオーロラベルトというが、もちろんこの3ポイントはすべてその100回/年の圏内にある。そのなかでも最も確率が高いとされているのが実はアラスカのフェアバンクスである。その事実を裏付けるかのように、世界一を誇るオーロラ研究所がアラスカのフェアバンクスに存在している。僕は大学の前期が終了したらオーロラに加えて研究所も見に行こうと考えている。
 現在僕の住むアンカレッジはフェアバンクスから南へ600キロくらい。ここに10年以上住んでいる友人が、ノーザンライツ(northern lights = aurora borealis)なら何度か見た事があるよと言っていた。僕の発音の悪さのため、オーロラと何度言っても通じなかった。後で確認したが、アラゥラ、と言えば近い。アンカレッジはメインベルトから外れていて10回/年のベルトの中にあるが、ふつうに過ごしているだけでも数年間いれば見れるのだろう。つまり、フェアバンクスにおいても長い間滞在すれば、確実に見ることができるという事になる。単純計算すると3日に一度オーロラが出ていることになる。曇りや雨の日は見れないことと、一日中出ているわけではないということを考慮しても、2週間滞在すればほぼ確実に見れるのではないか。詳細を省いた計算だが、これは一つのメルクマールとなる。ちなみに日本の北海道稚内市がぎりぎり、0.1回/年のベルトの中にある。
 オーロラを確実に見るための情報を得るため、長年ツアー会社を経営されているA氏のもとを訪れた。アラスカに来た日本人についての事や、観光についての話が膨らんでその途中で尋ねると、確実にオーロラを見るというのは、それは無理だよと、きっぱり言われた。アラスカに一週間(7日間)滞在すると仮定したらどのような計画を立てるのが賢明か伺ったところ、1日目、4日目、7日目の最低3日間、間隔を置いて狙うのが一番高確率だという情報を得た。これは天候にも配慮した考え方なので3日連泊で狙うよりいいという。A氏はこの方法を馬券の購入法に例えて話してくれた。
 他にも地球の歩き方や、インターネットから情報を収集したが、他のポイントも含めてまとめると、確実に見るためには

・10月から4月の間にフェアバンクスにいく。
(冬至に近い方が夜の時間が長いのでその分見える確率は高くなる)
・滞在期間をできるだけ延ばす。
(一週間以上滞在できない場合は馬券購入法を使う。)
・天気予報とオーロラ研究所からの情報をチェックしておく。
・郊外へ行き、町の灯りが入らないところを陣取る。
・寒さに耐える。

ということだ。特集第四回目でさらに具体的に、宿泊場所、防寒対策や撮影方法について考えてみようと思う。
次回はオーロラの発生と仕組み

2 件のコメント:

Hiroko さんのコメント...

たかしさん、ブログ読ませてもらってます。オーロラ特集が始まってより楽しみです。もちろん普段のブログも内容が深くて好きですけど。
私も最近ブログ始めたので、良かったら覗いてみてくださいね。

Takashi Nakashima さんのコメント...

楽しみだねーイタリア。俺も写真を見るのが楽しみ。
こちちらは前に比べて、ゆっくり何かをする時間は減ったけど、充実した毎日を過ごしてます。イタリアの町並みは絵になるよね。町は影が多そうだからその辺と、パースペクティブうまく使って写していけるといいね。