2009年4月5日日曜日

Photoshop Retouch & True Photography

どれくらいだろうか、授業とその宿題で50時間くらいは費やしただろうか。フォトショップの基本操作はだいぶ身に付いてきた。撮影したものはなるべくすぐに調整するよう心がけている。下の写真は大学内で行われたファッションショーでのもの。悪条件の中での撮影でとてもい練習になった。



これはとりっぱなしの写真。撮影状況は暗く、ISO3200まで上げなければならなかった。そんな状況下で手持ちの400mmではボケのないものは数枚しか撮れない。



最悪、ピントさえあわせられれば、フォトショップでなんとか引き上げることができる。ポートレイトのレタッチはたくさんレイヤーを使って調整。動物のポートレイトのときもほぼ同じ。



しかし、とりっぱなしで顔面にメインライトが届いてない場合では、ピントがあっていても後の修正が難しいことがわかった。



時間をかけて引き上げたとしても、どうしても違和感が出てくる。


やはり、後でどうにでもなると思って撮影していてはいい仕上がりはできない。3年前の冬、写真家の内山さんと話をしていたときのことを思い出した。現場で決めるという大切さについて話してくれたことを。


このさき、機械の技術でどうにでも写真を操ることができるようになるだろう。実際、大手メーカー2社はD-SLRでの動画撮影に踏み込んだ。これで撮影する画質が時を経るに従い向上していくことは必然で、そうなれば録画中ずーっと高速連写撮影をしているのと同じである。あとの編集の段階でいいと思う画像で静止させ、高画質でそれをピックアップしてしまえば終わり。屋外でシャッターを切る人がいなくなるのではないか。それは言い過ぎにしても、カメラの意義が近々大きく変化する予感がする。
しかし、現場、いわゆる生の映像にかなうものはないと思う。どんなに技術が発達して、高画質で簡単に画像をピックアップできるようになったとしても、そんなものに負けるような写真は撮りたくない。技術では絶対に超えられないような芸術の壁は現場でしか見つけられないと考えている。 










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