2008年11月3日月曜日

投稿特集 第四回:オーロラを見る!+撮影方法


予定が好転して実際に自分がオーロラを見ることとなった。友達が日本から来てくれて僕をフェアバンクスまで連れて行ってくれたのだ。机上の空論述べてる場合じゃないよと言われて・・・(笑)そして、幸運にも一度のトライでオーロラを見ることができた。写真はその時のものである。(ちなみに左下の赤いライトは街灯です)以下撮影情報。10月26日22時03分、天気:快晴、月齢:ほぼ新月、気温:−20℃くらい、方角:北西、シャッタースピード30秒、ISO感度3200、絞り開放。焦点距離:∞、三脚使用、NikonD300を使ったので、思っていたよりも楽に撮ることができた。見たものはそこまで明るいオーロラではなかっただろうが、モニターに写されたオーロラを見た時はとても感動した。たぶん明るいオーロラなら、ISOを下げてもうまく行くだろう。また、ケーブルリリースがあれば、バルブ撮影(シャッターの開閉を手動で行う撮影方法)をもちいてもっと鮮やかに撮ることができると思う。
 他には待機する際は部屋の中をできるだけ暗くしておいた方がいいということ。これも実感できた。明るいところから出てすぐには暗い夜空を見上げてもあまり良く見えない。これは星がどれくらい見えるかで計ることができると思う。明るい部屋から出て15分くらい夜空を見ていると星が見違えるように綺麗に、そしてたくさん見えてくる。実際オーロラが見えたその日は、星も無数に輝いていてとても綺麗だった。
 
 THE AURORA WATCHER'S HANDBOOK -NEIL DAVIS- によるとフィルム選びを誤るとフィルムによっては相反則不軌(露光時間が長くなるにつれて生じる感度の低下)が起こるので注意が必要とのこと。デジタルではこれが起こらないのでデジタルがいい。また、今回のオーロラは小さめだったので、長時間露光で写せたが、揺れるような大きな物の場合はできるだけシャッター速度を落とした方がいいとのこと。著者は最後に気温についてはかなり気を配った方がいいと述べている。オーロラ撮影の後でこの本を見つけて読んだので手遅れだが、外気温が氷点下の場合、暖かい部屋に入ったり出たりを繰り返してはいけないとのこと。これにはかなり反省した。友達のカメラも壊れていないことを祈る。
 いずれにせよ、マニュアル機能付きのコンパクトデジタルを使うのが一番簡単に撮ることができる。友達はGRを使って、楽しんでいた。今回オーロラを見ることができたのも彼らのおかげだし、特集内容も充実したと思う。彼らには本当に感謝。

 次回はカーテンのようなオーロラを見てみたい。



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