2008年12月26日金曜日

Bald Eagle in Homer -part 1-


明日から南アラスカのホーマーという町でハクトウワシの撮影を開始する。


ホーマースピット(砂州)

ここホーマーには20年以上もの間、ハクトウワシにエサをあたえ続けている、 Eagle Lady という愛称で呼ばれる女性(本名:ジェーン)がいる。この情報は公共の図書館にあった写真集から得た。写真集は2003年出版のものだったのだが、ネットで調べてみると、継続して餌やりをしているようだった。
町の議会はこの女性に冬期のみ毎日ハクトウワシに餌やりをしてもいいという特別な権利を与えている。これは数十年前、連邦政府が一時期ハクトウワシを絶滅危惧種に指定した経緯から来ているものかもしれない。実際、その数が激減した歴史がある。
彼女に与えられた特別な権利は今回は2010年まで適用されるそうだ。しかしひとつ心配事がある。それはジェーンの年齢が85歳だということ。加えて数年前、彼女の体に乳がんが発見され、急遽エサやりを休んでいる実態があるということ。今なお健康でいてもらいたいと願う。

以上のような情報と気がかりを抱え、夜が明ける前の6時半に車に乗り込み、アンカレッジを出発した。予想通りの悪天候に、5時間半で到着するところ、8時間半かかってしまった。
やっとの思いでロッジに到着(写真下)し、先日からの寝不足と、長時間の運転で参りそうだったが、撮影場所の下見はしておく必要があった。


ジェーンの餌やり小屋はこのロッジから車で15分のところにあった。近くを散歩している人がいい情報をくれた。「ジェーンは毎日11:00から餌やりをはじめるよ。」「10:30くらいには来ておいた方がいいと思う。」

ジェーンの健在が確認できた。
明日から3日間は晴れの予報である。

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