2013年10月3日木曜日

プリンス・ウェールズ島での日記 11


7月2日 
島に入って12日目

 湖の南側半分の左岸を調べて歩いた。興味深かったのは、キャビンのちょうど対岸辺りから、南側の湖岸沿いには、オオカミの痕跡が一切見当たらないこと。少なくとも糞や毛であれば、1年から2年、シカの骨となれば10年くらいは残りそうなものだが、全く見つからないということは、この近辺がオオカミのhabitat use ではないと考えられる。

 早くもキャビン滞在最終日の前日となった。。この一週間のうち、湖を中心に歩き回ったが、オオカミの巣を見つけることはできなかった。ただし、オオカミの遠吠えを聞き、オオカミの生活の痕跡を見て、この付近にオオカミが棲息していることを確認した。2013年のこの夏は、僕にとってプリンスウェールズ島研究の初めの年に過ぎないのかもしれない。このあと、もう一週間、島での滞在が残っているので、引き続きオオカミ情報を追ってみる。


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